映画や海外ドラマでリスニング力アップ

「リスニング力がアップしたら、どんなことがしたいですか?」と生徒さんに聞くと一番多い答えが「映画や海外ドラマを字幕なしで見てみたい」です。
字幕だと意訳されている場合もあります。吹き替えだと俳優さんの生の声を聞くことができません。
もし映画や海外ドラマをそのまま理解できたら、すごく楽しいと思いませんか?

 

今の英語力にもよるのですが、まったくの初級レベルでなければ、映画や海外ドラマを教材にしてリスニング力を鍛えることができます。
具体的にお話していきますね。

 

映画や海外ドラマをリスニング教材にする

教材としての作品選び

まずは教材として選ぶ作品について。
できるだけ日常会話が多く使われている作品が良いでしょう。
法廷用語が飛び交う裁判モノなどは避けたほうがいいですね。
やたら銃撃戦が多いアクションものも、できれば避けたほうが良いでしょう。

 

日常生活では、まずそんな場面に遭遇することはありません。
アクションものはセリフ自体が少なかったり、早口の傾向もあります。

 

基本的には、「好きな作品」「好きな俳優さんが出ている作品」を選んだほうが良いです。
だから、もしどうしても裁判モノだったり、アクション作品などが良いのであれば、そういった作品の中でも「できるだけ日常生活で起こりそうな場面」を利用して学習していきましょう。

 

スクリプト

次に、「スクリプト」を手に入れます。台本ですね。
映画であれば、市販の書籍でも多数販売されています。
左に英語、右に日本語訳と簡単な単語や表現の解説が書かれているパターンが多いです。

 

DVDを英語字幕にすればよいのですが、できれば見ながら一緒にこういった本を読み、メモをしながら取り組んだほうが効果的です。

 

海外ドラマの場合は市販されている書籍は少ないので、分からない表現や単語に出会った際には、ひとつずつ辞書やインターネットで調べていく根気強さが必要になります。

 

リスニング学習

さて、教材となる作品とスクリプトが手元に揃ったら、いよいよ学習開始です。
ここで気をつけるべきことは、「リスニング練習に使う場面を決める」こと。
間違っても、最初から1時間半の映画を「最初から最後まで全部やるぞ!」と意気込んではいけません。

 

もちろん最終的には、すべてやりきれれば最高です。
でも、最初から完璧を求めると、かなりの確率で挫折します。
まずは「5分程度の場面」を選んでくださいね。

 

場面を選んだら、徹底的に聞きます。何度も巻き戻し繰り返し聞きます。
すると、どうしても聞き取れない音が出てくるはずです。

 

「音のつながりが分からなくて聞き取れないのか」、それとも「音自体が聞き取れないのか」。
苦手な音が分かったら、メモしておきましょう。同時に、口に出して発音もしてみます。

 

最初は口がもつれてしまうでしょうが、繰り返し練習してください。
仕上げには、できれば書き取り(ディクテーション)もできればベストです。

 

やってみると分かりますが、5分程度の短い場面でも、この方法で学習するとかなり疲れます。
それだけ集中力が必要なのです。
ただ、何度もこの方法を繰り返しているうちに、最初は聞き取れなかったものが最後には目をつぶっていても、登場人物の様子が手に取るようにわかるようになります。

 

俳優さんそれぞれに発話のクセもありますから、不思議なもので他の場面でも「以前よりも聞き取りやすくなった」ということも出てくるでしょう。

 

意外と疲れそうな勉強方法でがっかりしましたか?

かなりの集中力が必要なので、想像以上にハードです。でも、好きな作品だと楽しみながら続けられますよ。
もし、映画や海外ドラマを使ってリスニング力を訓練したいなら、「お気に入りドラマ」「好きな俳優さんが出演している映画」から教材を選んで、トライしてくださいね。